8月

1日
山田花子に猛烈に結婚を迫られる夢をみた。
「金は持ってるでえ」「ギターなんか店ごとこーたげるでえ」というセリフに思わずソロバン弾いてる自分がいた。
ほんまの悪夢かもしれんな、こーゆーのが。ソロバン弾いた自分が妙にいとしい。

2日
夏本番か蒸し暑い、冷夏と言われているようだが、エアコンの機嫌の悪い車に乗る身分としては「こんなもんでかんにんしてくれ」である。
ギターケースが黒というのも謎であるな。エアコン効いてても日光が当たるとすぐ熱くなる、白ゆうのもなんか気色悪いけども。
車にギターを積むときは白のシーツで包むようにしている、例のパナウェーブ研究所まがいである。運転手、荷物ともに不審である。
まともな車に乗りたいもんであるな。チビにもボロ車ということがばれるのも時間の問題やな。嫁の車があるしええけど。
めったにピッチの合う事の無いOLDギターよりはましか。

5日
昨日の明け方寝て気が付くと今日の昼前。30時間寝た勘定になる。よほど疲れてたんかいな。普通これだけ寝るとボケボケのはずがスッキリしとる。
普段の睡眠は大切にしなければなと思う。
M−Factoryの三好氏より電話、ギターを発送したとの事。明日が楽しみ。

6日
嫁とインド料理店へ、最近よく行ってるな。インド歌謡バンバンかかっててスタッフのインド人とかが怪しげで旨くて安い、とにかく安い。
今日はタンドール関係を勉強。満足である。明日も行こかな。

レッスンに出かける直前に出していたギターが届く、もうワクワクもんである。バリバリと梱包を引き剥がし教室へ持って行き空き時間にセッティング。
PAに突っ込んで・・・音が出ん。パイロットランプが点灯していない。ああやってもた、さっきマニュアルで確認したやんけ。
そこはチューナー用の・・・、ユーザーのみ理解可能な話であるかな。「なんでここやねん」 挿入前に果てたような気持ち、「シオシオのパー」の極みである。
レッスン後三好氏に涙の電話 「グスン、ギターは大丈夫なのですがかくかくしかじかでえ〜」「あーやってしまいましたな」 ACか本体のICが飛んだ模様。
その部分には普段はいわゆる”かぶせ”がしてあるようなのだが今回はたまたまそれが無く、ええ歳こいてやみくもに突っ込んだゆえの悲劇やな。
こういうアホのために”かぶせ”は必要であるな。そして”かぶせてあっても念には念を”の精神である。5回ほどつぶやいておこう。

幸い三好氏本人のものをすぐに送っていただけることになり大助かりである。ありがとございます〜〜。(涙)

いちろ逝ってよし、である。

7日
夏やなあ、暑い。今日も朝から嫁とインド料理を食いに行く。
夕方からは自宅でレッスン、今日はじめてのK君は以前神戸に住んでいてギターを買うためはじめて行ったショップが
HIROコーポレーションだったという大変気の毒な?過去を持つ人。合掌。
その時買ったという教室入門用のギターを持って参上。
I君はギターソロ専門、弾ける曲がたまってきたので一度ライブで弾いてみようと言う事に。あとは曲を暗譜する事であるな。

最近体力が落ちたのか暑さに弱なったような気がする。
軌道屋の時は50度を平気で越えるような線路の上で仕事してたんでエアコンいらずやったのに。
エアコンのきかん車のおかげでちょっとは取り戻しつつはあるけど。雨の日なぞまるで気のきかん安もんのサウナである。
ウナギでも食おかいな、中国産の怪しげなタレに漬かったやつがええな、にせもんのテンションの低い食いもんは毒か。

8日
台風がきとる、外はえらい暴風雨である。
テレビなんかで最大風速何メートルやら雨が何ミリやらゆうとるけどみんなどーゆうことかちゃんと分かってるんかなこれ、俺はよーわからん。
グリコの”一粒300メートル”と同じでよーわからん。誰か教えて。あーでも”一粒300メートル”のほうが知りたい。

M-Factoryからブツが届いた。どうやらACアダプターが逝ってた模様。
教室で音を出す、セッティングは落ち着いてゆるやかに、挿入すべき所に挿入する。パイロットランプの点灯に涙。
今度は挿入してはいけないチューナー電源用ジャックが妙に魅惑的で”そそる”のである。サウスの”とったらあかん”を思い出した。
”かぶせ”を作成して塞ぐ事を決心。アホか俺は。”たまにはとりかえしのつかないことをやってみたくなる病”なのである。

素晴らしいシステムであるな、これは。そして取り扱いが大変シンプルである。
三好さんのやつのあのコネクターよろしいですなー。あれならそそられようがなくて安心かも。まだゆうとる。
いやはやほんとにお世話になりました。

帰って来てNさんに電話、日曜に伊勢へ来られる事に。どんな話が聞けることやら楽しみやなあ。

9日
汗まみれで鈴鹿へ。
教室に来ているKさんが車のエアコンを直して来てくれた。天国と地獄やな、この差は。しかも無料で、感涙ハラハラ。
気が緩んだのか携帯を紛失、探そうにもレッスン終わればすぐ閉店、ああ困った。まあ縁があれば出てくるやろ。
家に帰ると店に届いているということでした。ひと安心。明日にでも取りにいこかいな。
今日の帰りはほんとに車中快適やった。Kさんおおきに。最近人に感謝するような事が多いな。

10日
あいも変わらず寝不足である。早朝チビに無理やり起こされる、寝ている間に左乳首のあたりを虫に刺された模様、乳首が勃ってるがな。
微妙にどこが痒いのか分からん、変な感じ。
そのまま昼過ぎまで食事に行ったりいろいろとお相手させていただく。
午後はNさんと会ってギターやらペーさんの譜面やら裏ネタやら語り合ううちにあっという間に時間が過ぎたな。
松阪に移動してグレーベンJとサンタFを見てもらう、Jを調整のためヒロへ持っていってもらうことに。さみしーな。
Fは1弦の調子があまり良くないなあ、明日持ってこ。

今日のような晴天はほんと久しぶりやったな。空を見上げるといろんな事を想い出す。

11日
外はピーカン真夏日なのに家庭内の気温は6度ぐらいである。たまには溝を作ってみるのも涼しげである。

12日
携帯電話を取りに鈴鹿へ行ったあと、昭和旅一座のリハ。

13日
名古屋城夏祭り大道劇場 昭和旅一座で演奏 今日はピックアップシステムのデビューである。
背筋の寒くなるような音響設備やったのにしっかりとした音が出てた。良い。

14日
甲賀町大久保納涼祭で演奏。地方の祭りは暖かくてええな、なんかぬくもるわ。
演奏中は別として、昨夜の話が尾を引いていて一日中ナーバス。
頭でいくら考えてもどないもならんことやけど、生きるのみやな。

15日
敗戦記念日である。靖国に向かって頭を垂れる。

17日
養老氏から30日の件で電話、当日打ち合わせで演奏する事に決定。
こういうのてなんかワクワクするのよねえ。そういやまだ一回も合わせたことないのよねえ。

18日
チビに続き嫁が風邪をひく。高熱が出て苦しそうやけど相変わらず自分には移ることがないのが不思議であるな。
俺だけなんか違う生き物なんやろかと思てまう、一度も移されたこと無いのもちょっと気色悪いなあ。
Nさんから
Greven Jの件で電話、1ヶ月後が楽しみ。えもいわれん音を出すギターである。ソモギより好きやな。
ソモギもそんなに数弾いてないけどもGrevenは”悪女的”魅力を持つ楽器やな。

19日
チビが外耳炎を発症、痛いんやろな明け方まで泣き続け。でも代わってはやれんのだよ、乗り越えたまへ。

20日
チビの耳はどうやら治ったようで安堵であるが夫婦ともども寝不足でフラフラ。

21日
プー横丁のHPのライブ情報に自分のライブスケジュールが載っているのを発見して驚いた。
あああああああありがたや、いろんな人に支えられて今日も生きていられることにまた感謝である。プーさんNさんほんまおおきにいいいい(涙)
30台はそれはもう最悪の十年間やったけど、”40歳からなんかありそ”ゆう予感が現実になりつつある。ゆうかそうなっとるな。

29日
譜面チェックで京都へ、Nさん宅でペーさんに弾いてもらう。ストロークものでもう一本ギターが入ってるやつとかCDでは分かりづらい曲とかもあったので
目の前で弾いてもらい譜面を書いたりしているうちにN夫人が帰宅、知らぬ間に宴会状態に、いろんな話をしながら酒を飲む。
自分の事も久しぶりに色々と話した。ペーさんの言葉が胸に沁みた。
が、ここしばらくの睡眠不足もあってか途中から記憶が・・・ない。

そして来年1月に北海道でレコーディングとライブすることに決定。こら頑張らねば。

30日
昼前に目が覚める、久しぶりに深く寝たな。夕べは飲みすぎか、頭が痛い。
セーブという言葉を知っているのと理解しているのとは次元が違う事やな。
そうぞう館に移動、今日は養老氏&ペータ氏ライブで養老氏のバッキング。
一緒に音を出すのは今日が初めて、コード進行をもらって全曲歌ってもらいそこに色をつけていく。
BluesとかJazzのテイストがなんとなく匂って来る。好きな感じである。しかし譜面はキーがBフラットとかEフラットとかが多いのよねん(涙)
本番はとにかく戦い、コードよりも歌詞が飛んでくるとそっちに反応するほうが大切。養老氏も戦ってるな。
急遽ゲストでペーさんと数曲演奏されたロビンロイドさんも素晴らしい人と演奏。暖かい。
ペーさんの最後の曲「家族で暮らした街」に涙する。何か特別な想いを感じた。
打ち上げ後、Nさん宅でまた呑む。そしてまた色々と話す。そらそや誰にでもひとつやふたつかかえとる事あって当然やわな。
またよー呑んだ呑んだ。ぺーさんにサポートとGo Homeを評価してもらう。研ぎ澄まされていてなおかつ暖かい人達の輪の中にいる事を幸せに思う。

31日
昼頃Nさん夫妻とペータさんに別れを告げ伊勢に帰る。途中友人と久しぶりに某ホットドッグ屋に立ち寄り食い散らかす。
やっぱり旨いわ、コーヒーとサラダとホットドッグがハモッとる、さすがのママさん、元気出たわおおきに。
夜松阪でレッスンを済ませ食事をして帰宅。あんだけ食えるのは元気の証ゆうぐらい食うたった。


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